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エナジードリンク市場の現状と今後の行方を占う!

エナジードリンクと栄養ドリンクは違う?

エナジードリンクは、栄養ドリンクとは異なり、ほとんどが缶入りで市場規模は、ここ3年間で5倍に膨らんだといわれています。一般的に栄養ドリンク剤は、医薬品、医薬部外品、清涼飲料水の3種類に分けられています。エナジードリンクと栄養ドリンクの違いは、成分の違いです。

医薬品や医薬部外品に指定されている成分がはいっているものが、栄養ドリンクになります。飲料は、医薬品、医薬部外品のドリンク剤になり、効能も表示することができます。一方、エナジードリンクは、食品や食品添加物がはいっており、薬事法で医薬品、医薬部外品に指定外のものだけがはいっていて、内訳は清涼飲料水になり、栄養ドリンクという名称は使用できないので、エナジードリンクになります。

エナジードリンクが売れている飲料メーカーは?

ちょっと前までは、「レッドブル」がエナジードリンクの代表のような感じでしたが、最近は、色々な種類がでてきています、コンビニなどで最近よく見かけるのは、「Burn(バーン)」や「Monster Energy(モンスターエナジー)」「Beast Eye(ビーストアイ)」「Rockst★R(ロックスター)」「SHARK(シャーク)」「RAISAN(ライザン)」栄養ドリンクで有名な「Regain(リゲイン)」からもエナジードリンク版がこの間発売されました。

海外だと、コーラでおなじみの「ペプシ」や「スターバックス」でもエナジードリンクがでています。最近では、ショコラBBがだしている「Joma(ジョマ)」などありますが、一番知名度が高いのは、やはり「レッドブル」です。国内では、ちょっと前までは、大塚製薬の「オロナミンC」や サントリーの「デカビタ」などが知られていたかと思います。

最近の売れ筋には、コカコーラが販売をしているものもあります。やはり海外のエナジードリンクの方が、海外でのエナジードリンクとしての知名度があり、日本でもインパクトがあるので、海外のエナジードリンクが最近よく売れています。

エナジードリンクが売れている理由は?

消費者の立場からだと、栄養ドリンクよりも容量が多く手頃な価格帯というところが買いやすいようです。また、一般的に炭酸飲料は身体によくないイメージがありますが、最近ミネラルウォーターの炭酸等が流行ってきている事、エナジー=栄養ということで健康にも悪くないようなイメージを与えている、身体をすっきりさせる効果があるのも売れている要因のひとつになっています。

また、ほとんど炭酸飲料になっているので、暑い夏などは、水分補給としてよくドリンクが売れていきます。また、暑い夏だとだれ気味の身体をすっきりさせるという効果もあり、炭酸飲料と栄養ドリンク的なものが合わさって手軽に飲めるドリンクという事で売れてきているようです。

エナジードリンクには、多くのカフェインなどの興奮する作用が含まれている為、眠たい時や身体がだるい時、眠い時などに飲んで脳を興奮させる事で、すっきり感を得たいという事もあるかもしれません。現代社会はいろいろ疲れることも多いです。そんな中で頑張っていきたいという現代に生きる私達の応援をしてくれるドリンクかもしれません。

海外のエナジードリンク市場の状況は?

海外のエナジードリンクで有名なものだと「レッドブル」、「バーン」、「モンスター」が世界でもよく知られている、飲まれている飲料です。「レッドブル」はオーストラリアから発売されて、現在では世界160ヶ国で飲まれている飲料なので、世界中どこへいっても置いてあるほどに有名なエナジードリンクです。

「バーン」は、ヨーロッパとオセアニアで発売されて今では、世界85か国で飲まれていいます。日本では、まだフレーバーなどが少ないのですが海外のエナジードリンクなどは、一つの商品に対していろいろなフレーバーが多く色々な場所や人に対応できるようになっていて飽きる事がないよう工夫がされています。

国内メーカー台頭でエナジードリンク市場の競争激化すすむ

市場調査会社の富士経済によると、エナジードリンクの市場規模は、2013年の400億円規模から2014年で500億円規模まで拡大する見通しです。
エナジードリンク市場は、これまで上記でみてきた外資系ブランドが中心となって牽引してきましたが、国内も相次いで対応してきております。今年4月にはエーザイからエナージードリンク「ジョマ」、7月にはサントリーインターナショナルから「リゲインエナジードリンク」が発売されております。

大正製薬は参加に新会社・ライジンジャパンを設立して「ライジン」で参入しております。背景には、従来の栄養ドリンクは肉体疲労などの際の「栄養補給」の効能ができる一方で、指定された成分以外の使用ができないため炭酸も入れる事ができません。栄養ドリンクがターゲットとしているユーザーの高齢化もあり頭打ち傾向にあります。エナジードリンクに参入することでターゲット層を広げ新しい市場を開拓しようと考えているのではないでしょうか。

このように、国内メーカーによる新規参入も相次いでおり今後のエナジードリンク市場はますます盛り上がってくるでしょう。

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